水沢(及川光博)との思いがけない再会に、心躍らせる杏子(上戸彩)。
しかし、水沢らの目的は、大日東開発・森本会長(竹中直人)の依頼で、東京オーシャンホテルを乗っ取ることであった。
当のホテルでは、亡くなった北野幸治郎(大杉漣)の妻・北野みつ子(片平なぎさ)が社長に就任し、再スタートを切ったものの、2年前の事件を知っている従業員たちから、緒方(田辺誠一)の総支配人復帰を疑問視する声が上がっていたのだった。
そんな中、ホテル客の一人が突然の発作に倒れた。
緒方は杏子と連携し、適切な処置で客の救命に成功した。
緒方の株は急上昇し、従業員たちは次第に緒方を受け入れていくのであった。
しかし、総支配人の座を狙う岩間副総支配人(東幹久)と、岩間に好意を寄せるレストランマネージャー・後藤加世子(小田茜)は、追放のチャンスを逃すまいと、緒方のあらゆる動向を見張り始めた。
水沢は森本とも正式に契約を交わし、任務を着々と遂行し始める。
その一方で、杏子にも積極的に接近する。
そんな二人の様子を目撃し、心配した緒方は、杏子に「お客様とは節度ある距離を保つように」と指導するのであった。
その数日後、再びホテル内で事件が起きた。
亡き社長の一人息子で、ベルボーイとして働く北野洋介(佐藤祐基)が、好意を寄せる森本あかね(サエコ)の誕生日を祝おうと、岩間を使ってホテルのスイートルームに入り込んだのだ。
しかも、洋介とあかねの友人が酔って寝ている間に、洋介の友人があかねに暴行を加えようとしていたのだ。
間一髪、あかねを救い出した緒方は、洋介を一喝し、意識がもうろうとするあかねを、自分が使っているホテルの部屋で休ませることにした。
翌朝、緒方をホテルの部屋に訪ねた杏子は、バスローブ姿のあかねに遭遇し、ショックを受けるのであった。
さらには、緒方があかねと一緒に部屋を出るところを加世子が目撃していた。
加世子はすぐに岩間に連絡、二人は警備室で緒方とあかねが部屋から出てくる様子が写ったビデオテープを手に入れるのであった。
緒方が杏子の恩人であることを知った水沢は、緒方についてさらに調査を進める。
その一方で、杏子に三百本のバラの花束を贈る。
“三百本のバラ”それは、ソウルで杏子と水沢が初めて出会ったレストランの名前でもあった。
戸惑いながらも、喜びを隠せない杏子であった…。
